ブログ|八千代市大和田新田 土日診療の歯医者、高澤歯科クリニック

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だからこそMFT(口腔筋機能療法)

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

「食べ物を飲みこむのに時間がかかる」「よくむせる」「いつまでも口に食べ物を入れている」
そんなお子さんの様子が気になったことはありませんか?
こうした「飲みこみ」の悩みには、口腔筋機能の発達の遅れが関係していることがあります。
そして、その改善に効果的なのが、歯科医院で行われるMFT(口腔筋機能療法)というトレーニングです。

■ MFT(口腔筋機能療法)とは?

MFTとは、「Oral Myofunctional Therapy(オーラルマイオファンクショナル・セラピー)」の略で、日本語では口腔筋機能療法と呼ばれます。
舌、唇、頬、顎など、口の周囲の筋肉を正しく使えるようにするためのトレーニング療法です。
特に成長期のお子さんが各筋肉の正しい使い方を身につけることは、嚥下(飲みこみ)・発音・呼吸・歯並びなどの健全な発育に直結します。

■ なぜMFTが飲み込みにくさの改善に効果的なの?

飲み込む動作には、舌の動き・上顎への押し当て・喉への送り込みなど、複雑な筋肉の動きが必要です。
しかし下記のような癖や習慣により、舌や口まわりの使い方に偏りが生じてしまうと、正しい嚥下ができなくなってしまいます。

  • ・舌で前歯を押す癖(舌突出癖)
  • ・指しゃぶりや長期の哺乳瓶使用
  • ・口呼吸や猫背などの姿勢の崩れ
  • ・柔らかい食事ばかりの噛む回数が少ない食習慣

MFTでは、こういった癖を正し、本来あるべき舌の位置や動きを習慣化させていきます。
次第に飲みこむ動作が自然に行えるようになり、むせや食べこぼし、食事の遅れなどが改善されていきます。

■ MFTのトレーニングはどんな風に行うの?

MFTはお子さん一人ひとりの状態に合わせて行われますが、基本は下記のようなトレーニングです。

  • ・舌を正しい位置にキープする練習
  • ・唇をしっかり閉じるトレーニング
  • ・風船を膨らませる、ストローで吸うなどの遊びを取り入れた運動
  • ・発音や呼吸の練習を組み合わせる

MFTは遊び感覚で楽しく行えるトレーニングメニューも多く、小さなお子さんでも無理なく取り組めるのが特徴です。

■ まとめ

「飲みこむのが苦手」「食事に時間がかかる」といった悩みは、口腔機能不全症のサインかもしれません。
放っておくと、歯並びや発音、学習姿勢にも影響を及ぼすことがあります。
MFTは、お子さんの成長に合わせた無理のないトレーニングで、自然な飲みこみや正しい口の使い方を身につけることができます。
気になる症状があれば、ぜひ一度当院までご相談ください。

飲むことが上手にできない子供達

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

「ごはんを飲み込むのに時間がかかる」「食べ物を口に入れたまま、なかなか飲みこまない」「水を飲んだ時によくむせる」
お子さんにそんな様子はありませんか?

実は、「飲み込む(嚥下)」という動作は、大人が思う以上に複雑で繊細な動きです。
子どもがうまく飲みこめないのには、いくつかの理由があります。

■嚥下は自然にできるようになるもの?

生まれたばかりの赤ちゃんは、本能的に母乳やミルクを吸う「吸啜(きゅうてつ)」の反射を持っています。
しかし、成長とともにこの反射は薄れ、代わりに「自分の意思で飲み込む」動作が必要になります。
つまり、嚥下は成長に伴って「学び、獲得していく」機能なのです。
しかし、その発達がうまく進まないと、飲み込みにくさが現れることがあります。

■飲み込むのが苦手な理由
子どもが飲み込みを苦手になってしまうのには、下記のような原因が考えられます。

1.口腔機能の発達の遅れ
舌や顎、口まわりの筋肉の使い方が未熟なため、食べ物を口の中で上手にまとめたり、喉に送ったりすることが難しくなります。

2.柔らかい食べ物ばかりの食生活
近年、噛まずに飲み込める食品が増え、噛む力や舌の動きを十分に使わない食生活が一般的になってきています。
これが筋肉の発達を妨げ、嚥下にも影響を及ぼします。

3.口呼吸や不適切な姿勢
口を開けたまま呼吸している子どもは、舌の位置が安定せず、飲み込み動作がスムーズにできません。
また、猫背などの悪い姿勢も、嚥下に大きく関わってきます。

4.癖や習慣の影響
長時間の指しゃぶり、哺乳瓶の使用、下で前歯を押す癖なども、嚥下機能の発達を妨げる要因になります。

■歯科医院でできるサポート

歯科医院では、お子さんの「飲み込む力」も大切な成長の一部としてとらえ、飲み込みやすい口腔環境づくりのために、下記のようなサポートを行っています。

●口腔機能の検査・診断
●MFT(口腔筋機能療法)によるトレーニング
●姿勢や食べ方のアドバイス
●保護者の方へのサポートと指導

お子さんの問題を早期に見つけ、専門的なトレーニングを取り入れることで、多くの子どもたちが自然な嚥下を取り戻すことができるようになります。

■まとめ

「そのうちできるようになる」と見過ごされがちな飲み込みの問題ですが、
これが将来的な発音障害、歯並びの乱れ、偏食などにつながることもあるのです。
お子さんの「飲み込むのが苦手かも?」と気づいたら、まずは歯科医院へご相談ください。
私たちは、お子さん一人ひとりの成長に合わせて、しっかりサポートしていきます。

舌のくせって、どういうこと?

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

普段何気なく過ごしているなかで、舌の位置や動きについて意識したことはありますか?
舌のくせとは、無意識のうちに行っている舌の動きや位置のことで、長期間続くと歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、舌のくせが引き起こすリスクやチェック方法、改善策についてご紹介します。

■舌のくせが引き起こすリスク
舌のくせは、放置すると下記のようなリスクが起こる可能性があります。
①歯並びや噛み合わせへの影響
舌の位置が常に前歯を押していると、出っ歯になったり、すきっ歯の原因になることがあります。
また、舌を上下の歯の間に挟む癖があると、開咬(奥歯を噛んでも前歯が閉じない状態)を引き起こすこともあります。
歯並びが乱れてしまうと見た目だけでなく、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
②発音や滑舌に問題が起こる
舌の動きが正しくないと、特定の発音がしづらくなることがあります。
特に「サ行」「タ行」などの発音が苦手な場合、舌のくせが影響している可能性もあります。
③顎関節症のリスク
舌の位置が不適切な状態が続くと、噛み合わせが悪くなることで顎に負担がかかることがあります。
その結果、顎関節症を引き起こし顎の痛みや口が開きにくくなるなどの症状が出ることもあります。
④口呼吸や姿勢の悪化
舌の位置が下がっていると、口呼吸になりやすくなります。また、舌の位置が悪いと首や肩の筋肉にも影響し、姿勢が悪くなることもあります。

■舌のくせのチェック方法
くせがあるかどうかを確認するためには、まず舌の正しい位置を知ることが重要です。
舌の正しい位置は、「スポット」と呼ばれる上顎の前歯の裏側付近に軽く触れている状態です。
この位置に舌が収まっていることで、歯並びや噛み合わせが安定しやすくなります。
下記の項目に多く当てはまる場合は、舌のくせがある可能性があります。
✔️いつも舌が下の歯に当たっている
✔️口を閉じているときに舌が上顎についていない
✔️物を飲み込むときに舌が前に出る
✔️無意識に舌を歯で押していることがある
✔️口呼吸をしていることが多い

■舌のくせを改善する方法
舌の正しい位置(スポット)を意識する
舌の筋力を鍛えるトレーニングを行う
悪い癖を防ぐために生活習慣を改善する

■まとめ
舌癖があると、歯並びや噛み合わせに影響を与えるだけでなく、発音や健康面にもリスクをもたらします。
気になる場合は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
正しい舌の位置を意識して、お口の中を健康に保ちましょう!

口呼吸は危険がいっぱい

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

人は鼻呼吸が正常な呼吸の仕方ですが、現代では口呼吸が癖になっている人が増えています。
実は、口呼吸にはさまざまなリスクが潜んでいます。
この記事では、口呼吸のリスクや改善方法についてご紹介します。

■口呼吸がもたらすリスク
口呼吸は、一見すると大きな問題がないように思えるかもしれませんが、実際には下記のような健康リスクを引き起こします。

・虫歯・歯周病のリスク増加
口呼吸をすると口の中が乾燥し、唾液の分泌量が減少します。唾液には細菌を抑える働きがあるため、分泌量が少なくなると虫歯や歯周病のリスクが高まります。

・口臭の原因に
唾液の分泌が少なくなると、口の中の細菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。
特に朝起きたときに口臭が気になる方は口呼吸が原因かもしれません。

・風邪やインフルエンザになりやすい
鼻にはフィルターの役割があり、空気中のホコリやウイルスを除去する働きがあります。
しかし、口呼吸ではこれらの異物がそのまま体内に入り込んでしまい、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

・睡眠の質の低下と集中力の低下
口呼吸は、いびきや無呼吸症候群の原因にもなります。
睡眠中に酸素が十分に取り込めず、眠りが浅くなって日中の集中力低下や疲れやすさを引き起こします。

・顔や歯並びへの影響
口呼吸は特に成長期の子どもにとって、顔の発育に大きく影響を及ぼします。
口を開けたままの状態が続くと、顎骨の成長が正常に行われず、歯並びが悪くなる原因になります。

■口呼吸の原因とは?
なぜ口呼吸をしてしまうのでしょうか?その原因を知ることが、改善の第一歩です。

● 慢性的な鼻炎やアレルギー
● 柔らかいものばかりを好むことによる口周りの筋力低下
● 猫背などの悪い姿勢や生活習慣

■口呼吸を改善するにはどうすればいい?
口呼吸を防ぐために、下記の方法を試してみましょう。

● 鼻呼吸を意識するトレーニング
● 姿勢を正して呼吸しやすい環境を作る
● 鼻炎や鼻づまり、アレルギーは耳鼻科で治療を受ける
● 舌や口の周りの筋肉を鍛える口腔筋機能療法(MFT)を行う
● 歯並びが原因の場合は矯正治療を検討する

■まとめ
口呼吸は、虫歯や歯周病だけでなく、免疫力の低下や顔の発育にまで影響を及ぼす可能性があります。
健康を守るためには、日常生活で鼻呼吸を意識し、口周りの筋肉を鍛えることが大切です。
もし「自分や家族が口呼吸をしているかも?」と思ったら、早めに歯科医院に相談してみましょう。

鼻呼吸の大切さ

こんにちは!高濱歯科クリニックです。

普段何気なく行っている呼吸ですが、「鼻呼吸」と「口呼吸」のどちらをしているか意識したことはありますか?
実は、呼吸の仕方ひとつで健康に大きな影響を与えることがあります。特に、口呼吸が習慣化していると、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。

本記事では、鼻呼吸の重要性と口呼吸によるリスクについて詳しく解説します。

■鼻呼吸はなぜ大切なの?

鼻呼吸には、健康を守るためのさまざまなメリットがあります。

・フィルター機能:
鼻毛や粘膜が空気中のホコリを除去し、ほこりやウイルス、細菌の侵入を防ぎます。

・空気の加温・加湿:
鼻呼吸により空気は適度に温め・加湿されて、冷たく乾燥気味な空気

が直接喉や肺に届かないようにしてくれます。

・酸素の効率的な取り込み:
鼻呼吸は酸素を効率よく体内に取り込むことができます。

・自律神経の安定:
鼻呼吸は深くゆっくりとした呼吸になりやすく、副交感神経を優位にして自律神経を整えることにつながります。

鼻呼吸は体の防御機能を高め、健康維持に欠かせない役割を果たしているのです。

■口呼吸がもたらすリスク

一方で、口呼吸にはさまざまな健康リスクが潜んでいます。

・病気になりやすい:
ウイルスや細菌が口腔内に入りやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

・美容への悪影響:
口呼吸により口元が緩み、顔のたるみや歯並びの悪化を招きます。

・口腔内トラブル:
口内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。

・いびきや無呼吸症候群:
口呼吸は睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。

・集中力低下:
口呼吸では浅い呼吸となり鼻呼吸よりも非効率なため、脳への酸素供給が減少し、集中力が低下するおそれがあります。

■あなたは口呼吸?簡単セルフチェック!

・朝起きたときに喉が乾燥している

・就寝中にいびきをかくと指摘されたことが多い

・意識しているときに口が開く

・風邪をひきやすい

・唇が乾燥しやすい

これらの項目に当てはまる場合は、口呼吸の可能性が高いです。

■鼻呼吸を習慣づけるには?

寝ている間に口が開かないよう専用の口テープを使うことで鼻呼吸を促す。
鼻が詰まりやすい人は鼻うがいやアレルギー対策を行い、常に鼻呼吸ができる環境を作ることが大切です。
また、舌の正しい位置を意識することや、背筋を伸ばして正しい姿勢を意識することも重要です。

■まとめ

鼻呼吸は、健康だけでなく美容や睡眠の質にも大きな影響を与える重要な習慣です。
一方で口呼吸を続けているとさまざまなリスクが生じる可能性があります。
まずは、自分の呼吸をチェックし、簡単な対策から始めてみましょう。

 

クリーニングの大切さ

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

歯科医院でのクリーニングは、専門的な機器と技術を用いて歯の汚れや歯石を除去する施術のことで す。
自宅での歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石を取り除き、虫歯や歯周病の予防につながりま す。

日々のブラッシングはもちろん重要ですが、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを定期的 に受けることも同じくらい大切です。

■歯科医院でのクリーニングの主なメリット

①虫歯や歯周病の予防
歯垢(プラーク)が蓄積されると歯石になり、それが歯周病の原因になります。
定期的にクリーニン グを受けることで、歯垢や歯石を取り除き、虫歯や歯周病のリスクを大幅に低減できます。

②口臭の改善
歯垢や歯石が原因で細菌が繁殖すると口臭の原因になります。
クリーニングによってお口の中を清潔 に保つことで、口臭改善にもつながります。

③歯の着色汚れ(ステイン)の除去
コーヒー、紅茶、ワインなどの飲み物や喫煙による着色汚れも、クリーニングによってある程度除去 できます。
クリーニングを受けることで、歯本来の白さを取り戻せます。

■歯科クリーニングはどんなことをするの?

・スケーリング(歯石除去)
歯科衛生士が専用の器具を使い、歯石を削り取ります。

・PMTC(プロフェッショナルクリーニング)
歯科専用の研磨ペーストや器具を用いて、歯の表面をツルツルに仕上げます。

・ブラッシングで歯を強くする
汚れを落とすことで歯の再石灰化を促し、虫歯予防に役立ちます。

■セルフケアとの違い

自宅での歯磨きやデンタルフロスの使用はとても大切で基礎的な予防方法ですが、完全に歯垢や歯石 を除くことは難しいため、
歯科医院での専門的なクリーニングを受けることで、歯を美しく健康に保 つことができます。
セルフケアとクリーニングを組み合わせることが理想的です。

■クリーニングはどのくらいの頻度で受けるのがいいの?

歯科医院でのクリーニングは、一般的には3〜6か月に一度受けることが推奨されます。
しかし、歯周病の進行 度や口腔内の状態によって頻度は変わるため、歯科医師や歯科衛生士のアドバイスに従って自分に合 ったスケジュールで通うことが大切です。

■お口の健康と全身の健康は関連している!

お口の中の健康と全身の健康は影響し合っています。
歯周病は糖尿病や心疾患と関連があり、放置す ると全身の健康リスクを高める可能性があります。
定期的なクリーニングを受けることで、全身疾患 の予防にもつながります。

■まとめ

歯科医院でのクリーニングは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、口臭の改善や歯の美しさを保つため にも重要です。
セルフケアと併せて、定期的なクリーニングを習慣化しましょう。

小児矯正の大切さ

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

小児矯正とは、成長期の子どもを対象として行う、歯並びや噛み合わせを整える矯正治療のことです。
大人になってからの矯正と違い、顎の成長を利用できるため、成人矯正よりもスムーズに歯並びを整えられます。

■小児矯正が大切な理由
小児矯正が重要視される理由はいくつかあります。
✔️正しい噛み合わせは食べ物をしっかり噛み砕くために不可欠
✔️正しい顎の発達を促すことで将来的な歯並びの乱れを防ぐ
✔️歯のお手入れがしやすくなり虫歯や歯周病のリスクを減らせる

■小児矯正のメリット
小児矯正にはさまざまなメリットがあります。
①発音や呼吸の改善
歯並びが悪いと発音に影響が出たり、口呼吸の原因になったりすることがあります。
矯正することで、正しい発音や鼻呼吸を促せます。
②虫歯や歯周病のリスク軽減
歯並びが整っていると歯磨きがしやすくなり、口内環境が清潔に保たれるため、虫歯や歯周病のリスクが下がります。
③将来的な矯正治療の負担軽減
子どものうちに矯正治療を行うことで、大人になってからの矯正が不要になり、治療期間が短縮されたりすることがあります。

■小児矯正はいつ行うのがベストか
小児矯正の開始時期は、成長に応じて異なりますが、一般的には 6歳〜12歳頃が適齢期とされています。
この時期は乳歯が抜けて永久歯が生えてくる時期で、混合期とも呼ばれます。
顎の成長をコントロールしながら矯正を行うことで、効果的な治療が可能になります。
適切なタイミングでスタートさせるには、早めに歯科医院に相談し、個人に合ったタイミングを見極めることが重要です。

■小児矯正の種類と治療方法
小児矯正にはいくつかの種類があります。
取り外し式矯正装置:子ども自身で着脱できる装置で、軽度の歯並びの乱れに効果的
固定式矯正装置:歯に装着したままの装置で、ワイヤーを用いて歯を動かす
床矯正:顎の成長を促しながら歯並びを整える方法で、取り外し可能な装置を使用
マウスピース矯正:透明なマウスピースを使用する方法で、目立たず痛みが少ないのが特徴

■小児矯正を成功させるために
小児矯正を成功させるためには、親のサポートが欠かせません。子どもが装置を適切に使用し、定期的な通院を怠らないようにすることが大切です。また、食生活の改善や正しい歯磨き習慣を身につけることも矯正治療をスムーズに進めるポイントになります。

■まとめ
小児矯正は成人矯正と異なり、成長期を利用した治療ができて、顎骨の正しい成長を促せます。
適切なタイミングで治療を開始するためにも、お子さんの歯並びが気になる場合は、ぜひ早めに歯科医院に相談してみてください。

スポーツ用マウスピースの大切さ

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

スポーツをする際、身体を守るための道具はとても重要です。
なかでも、歯や顎を守る「スポーツ用マウスピース」は、見落とされがちですが、ケガの予防をはじめ、パフォーマンス向上にも大きく関わってきます。
本記事では、スポーツ用マウスピースの役割や重要性について解説します。

■スポーツ用マウスピースって?
スポーツ用マウスピースとは、歯や顎を保護するために装着する道具です。
主に、口の中のケガを防ぎ、強い衝撃から歯を守る役割を持っています。
ボクシングやラグビーの選手が装着している姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
歯を食いしばる動作が多い場合はマウスピースが役立つため、激しい接触のないスポーツでもパフォーマンス向上のために使用する選手が増えてきています。

■マウスピースの役割
・歯や顎をケガから守る
スポーツ中に衝突や転倒が起こると、歯が折れたり、顎の骨が損傷したりすることがあります。
マウスピースを装着することで、ケガのリスクを大幅に軽減できます。
・脳震盪(のうしんとう)を防ぐ
接触の多いスポーツでは、強い衝撃が脳に伝わりやすくなり、とても危険です。
マウスピースは、噛み合わせを安定させることで衝撃を和らげ、脳震盪のリスクを減らす役割を果たします。
・噛みしめによるパワーアップ効果
スポーツのパフォーマンスを高めるためにもしっかりと噛みしめることはとても重要です。
マウスピースを使用すると、歯や顎にかかる負担が軽減され、力を発揮しやすくなります。

■どんなスポーツで必要?
スポーツ用マウスピースは、以下のような競技で特に推奨されています。
格闘技(ボクシング・空手・MMAなど): パンチやキックの衝撃から歯や顎を守るために必須。
激しい接触があるスポーツ(ラグビー・アメフトなど) :タックルや衝突時のケガを防ぐ。
バスケットボールや野球:ぶつかったり、ボールが当たるリスクがあるため、使用する選手も増えている。

■どのマウスピースを選ぶ?
マウスピースには、主に「市販品」と「オーダーメイド」の2種類があります。
市販品は安価で手軽に購入できますが、自分の歯にピッタリ合わないことが多く、ズレや違和感を感じる場合もあります。
一方で歯科医院で作成するオーダーメイドのマウスピースは、自分の歯型に合わせて作られるため、装着感が抜群です。
市販品と比較すると価格は高くなります。

■まとめ
スポーツ用マウスピースは、歯や顎を守るだけでなく、脳震盪の予防やパフォーマンス向上にも役立ちます。
衝撃が予想されるスポーツだけでなく、いろいろな競技でメリットがあります。
ぜひ歯科医院で一度相談してみてください。

矯正治療は必ず検査をしてから!

こんにちは!高澤歯科クリニックです。
矯正治療を開始する前には必ず検査を受ける必要があり、すぐに矯正治療をスタートできるわけではありません。本記事は、矯正治療における検査について詳しく解説します。

■矯正治療の検査とは?
矯正治療における検査とは、治療を始める前に行う詳細な診察や検査のことを指します。
具体的には、歯の状態や噛み合わせ、顎の骨や筋肉の状態などを調べます。
また、レントゲン撮影や型取り、顔や口の内部の写真撮影なども含まれます。
これらの検査結果を基に、患者様一人ひとりに合わせた治療計画が立てられます。

■検査が重要な理由
1. 正確な治療計画を立てるため
矯正治療には様々な方法があり、患者様の状態によって適切な治療法が異なります。
検査を通じて歯並びや噛み合わせの状態を正確に把握することが、最適な治療計画を立てるための第一歩となります。
例えば、歯の位置や顎の成長状態をしっかりと調べることで、最適な矯正装置の選定や、治療の進め方を決定することができます。

2. 目に見えない隠れた問題を見つけるため
矯正治療を始める前に、目に見える問題だけでなく、隠れた問題を見つけ出すことがとても重要です。
たとえば、噛み合わせに問題があると感じていても、顎の骨の成長に問題が隠れていることもあります。
レントゲンや写真を使った検査によって、顎の位置や骨の発達具合を調べることができ、治療中に起こり得るリスクを事前に把握できます。

3. 安全な治療を提供するため
矯正治療には時間がかかることが多く、歯や顎に一定の負担がかかります。
そのため、治療前に十分な検査を行い、患者様の健康状態を確認することが大切です。
治療が進んでから問題が発覚すると、治療の変更や延長が必要になることもあるため、治療のリスクを最小限に抑えるためにも検査は欠かせません。

■事前検査で分かること
検査を行うことで、治療のゴールとともに、治療中の課題を明確にすることができます。
歯並びや噛み合わせの状態を確認することで、どのような方法で治療を進めるべきか、具体的な方針が決まります。
また、顎の骨や筋肉のバランスを確認することで、治療期間の予測や治療後についても理解することができます。
一方で、検査を省略して矯正治療を進めると、顎の骨の成長に影響を与えたり、望ましい結果が得られなかったり、後戻りが起こって追加費用が発生したりなどの問題が発生する可能性があります。

■まとめ
矯正治療を成功させるためには、まず正確な検査を受けることが最も重要です。当院では、矯正治療を始める前に、カウンセリングを実施しています。検査や治療計画について不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。

親知らずってなに?

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

親知らずに関する疑問や不安を抱える方は少なくありません。
そこで本記事では、親知らずの基本的な知識やトラブルや対処法、抜歯についてなど、わかりやすく解説します。

■親知らずとは?
親知らずとは、奥歯のさらに奥に生える永久歯で、正式には「第三大臼歯」と呼ばれます。
一般的に10代後半から20代前半に生えることが多く、親元を離れる時期=親も知らない間に成長することから「親知らず」と名付けられたと言われています。
とはいえすべての人に生えるわけではなく、歯が完全に形成されずに埋まったままの場合もあります。

■親知らずの生えるタイミング
親知らずが生える時期には個人差があります。10代後半から20代前半にかけて生えるのが一般的ですが、
30代以降に生えてくるケースもありますし、親知らずが全く生えない人もいます。
これは人間の進化の過程で顎が小さくなったため、親知らずのスペースが確保できなくなったことがひとつの要因とされています。

■親知らずのトラブル
親知らずは、正常に生える場合もありますが、多くの場合、最後に生えてくるということもあり、問題を引き起こすことが多い歯として知られています。
例えば、 親知らずが完全に生えず、歯茎や骨に埋まったままの状態の「埋伏歯」や、親知らずの周りの歯茎が炎症を起こすことで、痛みや腫れが生じる「周囲炎」などです。
そのほかにも親知らずが斜めや横向きに生えると、隣の歯を押して歯並びが乱れるなどの問題もあります。

■親知らずは必ず抜くべきか?
親知らずは必ず抜歯が必要というわけではなく、その状態や位置によります。
抜歯が必要なケース
痛みがある場合や虫歯や周囲炎が進行している場合、または他の歯に悪影響を及ぼす場合。
残しておいても良いケース
正常に真っ直ぐ生えており、痛みやトラブルがない場合、噛み合わせが合っている場合。

■親知らずの抜歯について
親知らずの抜歯は、診断やレントゲン撮影を終え、局所麻酔をしてから行われます。
抜歯の所要時間は数分から1時間程度とケースによって異なります。麻酔が効いている間は痛みを感じませんが、術後の痛みや腫れが生じることがあります。

■親知らずを放置するとどうなる?
抜歯するべき親知らずを放置すると以下のようなリスクが生じます。
①虫歯や歯茎の炎症が広がる可能性がある
② 歯並びが崩れることで、噛み合わせに問題が生じる可能性がある

■まとめ
定期的な歯科検診を通じて、親知らずの状態を歯科医師と共に把握し、適切な対処を行いましょう。
何か気になることがあれば、自己判断せずにまずは歯科医院に相談してみましょう。

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