
こんにちは!高澤歯科クリニックです。
歯を失ったとき、多くの方がまず思い浮かべる治療法が「入れ歯」だと思います。入れ歯は昔から広く行われている方法ですが、実際のメリットやデメリットについて正しく理解していない方も少なくありません。
「噛みにくそう」「見た目が気になる」といった不安をお持ちの方もいれば、「手軽で安心」と考える方もいます。今回の記事では、入れ歯のメリットとデメリットを解説します。
■入れ歯の利点
① 幅広い症例に対応できる
部分的に歯を失った場合は部分入れ歯、すべての歯を失った場合は総入れ歯と、さまざまなケースに合わせられます。
インプラントやブリッジでは対応が難しい場合でも入れ歯なら解決できるケースが多いのです。
② 健康な歯を守りやすい
ブリッジのように両隣の歯を大きく削る必要がなく、残っている歯や歯ぐきへの負担を抑えられます。
長期的に見ても天然の歯を残しやすいのは大きなメリットです。
③ 短期間で治療が完了する
型を取って作製するため、数週間〜1か月程度で完成します。
インプラントのように手術を伴わないため、体への負担も軽く済みます。
④ 費用を抑えられる
保険診療で作製できるため、費用を抑えたい方にも適しています。
希望に応じて自費診療の入れ歯を選べば、快適性や見た目を追求することも可能です。
■入れ歯の欠点
① 装着時の違和感
異物感や痛みを覚えることがあり、慣れるまでに時間がかかります。調整を繰り返す必要が出る場合もあります。
② 噛む力が弱い
自分の歯やインプラントに比べると噛む力が劣るため、固い食べ物を噛みにくいことがあります。
食生活に工夫が必要になるケースも少なくありません。
③ 見た目や発音の問題
部分入れ歯の金属バネが目立つと見た目に影響したり、発音がしにくくなることもあります。
自費診療のバネのない入れ歯を選ぶことで改善可能です。
④ 毎日の清掃が必須
取り外して洗浄しなければならず、手入れを怠ると口臭や歯周病、虫歯のリスクが高まります。
■まとめ
入れ歯には「幅広い症例に対応できる」「治療が早く費用も抑えられる」といった利点がある一方で、「違和感がある」「噛む力が弱い」といった欠点もあります。
大切なのは、利点と欠点を理解したうえで自分に合った治療法を選ぶことです。
当院では、部分入れ歯から総入れ歯まで幅広く対応しており、患者さまの生活スタイルやご希望に応じた提案を行っています。
歯を失ってお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。




