ブログ|八千代市大和田新田 土日診療の歯医者、高澤歯科クリニック

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親知らずは、抜かなくてはいけないの?

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

親知らずは抜歯が必要というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、そのままでもいいと考える人もいます。
本記事では、親知らずを抜くべき場合と、抜かなくても良い場合を解説し、適切な判断のための情報をお伝えします。

■そもそも親知らずとは?
親知らずは、歯列の一番奥に生える歯で、通常、10代後半から20代前半にかけて生えることが多いです。
ただし、親知らずは個人差が大きく、早い人では10代前半に生える場合もありますし、逆に30代以降に生えるケースもあります。
なかにはまったく生えない人もいます。

■親知らずを抜く必要があるケース
①虫歯や歯周病のリスクが高い場合
親知らずは歯列の一番奥に位置しており、歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病になりやすい特徴があります。
放置すると、周囲の歯や歯ぐきに悪影響を及ぼす可能性が高く、親知らずがすでに虫歯になっている場合や、周囲の歯ぐきが炎症を起こしている(智歯周囲炎)場合は抜歯が推奨されます。

②真っ直ぐ正常に生えていない場合
親知らずが顎骨の中に埋もれたまま(埋伏歯)だったり、斜めや横向きに生えて他の歯を押している場合は隣の歯や歯並びに悪影響を与えるため、抜歯が必要になることがあります。

③痛みや腫れを伴う場合
親知らずが原因で痛みや腫れを繰り返し起こる場合、炎症や感染が広がるリスクがあるため、抜歯が必要です。
例えば親知らずの周囲が腫れて膿がたまっている、咀嚼や会話に支障が出るほどの痛みがあるなどがその例です。

④顎のスペース不足による歯並びの乱れ
親知らずが生えるスペースが足りない場合、他の歯を押して歯並びを乱してしまうことがあります。
矯正治療を計画している場合には、事前に親知らずを抜歯することが一般的です。

⑤親知らずが噛み合っていない
上下どちらか一方の親知らずが正常に生えておらず、噛み合わせの相手がいない場合、不要な負担がかかるため抜歯をすすめられることがあります。

⑥医師が抜歯をすすめる特別なケース
定期的な検査の結果、親知らずが将来的に問題を引き起こす可能性が高いと判断される場合、予防的な抜歯が推奨されることもあります。

■親知らずを抜かなくても良い場合
一方で親知らずを抜かない方が良い場合もあります。
親知らずが厳しく正しく生えていて痛みもなく、隣の歯への悪影響がないと考えられる場合はそのままにしておいても問題はありません。

■まとめ
親知らずの抜歯が必要かどうかは自己判断できるものではありません。
生えてくる時期や生え方も個人差が大きいため、定期的に歯科医院で診てもらい適切な診断をしてもらいましょう。

歯ぎしりするけどどうすれば良い?

こんにちは!高澤歯科クリニックです。
歯ぎしりは、多くの人が経験する悩みで、寝ている間やストレスを感じたときなど歯を強く擦り合わせる行為を指します。
この習慣は自分では気づかないことも少なくありません。
しかし歯ぎしりを放置すると、歯の摩耗や顎関節の痛み、頭痛、肩こりなど、さまざまな健康問題に繋がる可能性があります。
本記事では、歯ぎしりの原因や影響、対策について詳しく解説します。

■歯ぎしりの主な原因
歯ぎしりの原因は一つではなく、さまざまな要因が影響しています。
・ストレスや不安
精神的なストレスや不安は、歯ぎしりの原因で最も多くを占める原因とされています。
特に、日中に強いストレスを感じている場合、睡眠中にその緊張が歯ぎしりという形で出ることがあります。
・噛み合わせの問題
噛み合わせがズレている場合、無意識に歯を調整しようとして歯ぎしりをしてしまうことがあります。
・睡眠障害
睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害が歯ぎしりを引き起こすことがあり、十分な睡眠を取れていない場合も、歯ぎしりが起こりやすくなります。

■歯ぎしりの影響やリスク
歯ぎしりを放置してしまうと、下記のような健康問題が起こる可能性があります。
①歯の摩耗
歯ぎしりによって歯の表面がすり減り、歯の形が変わったり、知覚過敏が起こることがあります。
②顎関節の痛み
顎の筋肉や関節に過剰な負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。
③頭痛や肩こり
歯ぎしりの影響で顎周辺の筋肉が緊張し、頭痛や首・肩のこりなど全身の不調を感じることがあります。
④歯の破損
極端な場合、歯ぎしりによって歯が欠けたり、詰め物が外れてしまうこともあります。

■歯ぎしりはどうすればいい?対策方法
歯科医院で作成する専用のマウスピース(ナイトガード)は、歯ぎしりによる歯や顎への負担を軽減する効果があります。
特に睡眠中に使用することで、歯の摩耗を防ぐことができ、歯や顎にかかる力を和らげることができます。
市販品でもマウスピースは販売されていますが、歯科医院で作製するものは歯型を採取してオーダーメイドで作られるため、よりフィット感が高く、高い効果を感じられます。

*ストレス管理や生活習慣の見直しも大切*
ストレスを軽減することや生活習慣の見直しも大切です。
自分にあったストレス解消法を見つけ、規則正しい睡眠習慣を心がけましょう。

■噛み合わせに問題がある場合は「矯正治療」も検討しよう
噛み合わせに問題がある場合は矯正治療や詰め物の調整を行うことで、根本的な原因を改善することができます。

■まとめ
歯ぎしりが続くと歯だけでなく、健康や生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があります。
歯ぎしりは自覚症状が少ない場合もあるため、定期的に歯科医院で検診を受け、早期に問題を発見することが大切です。
歯ぎしりでお悩みの方はぜひ当院へお気軽にご相談ください。

子供の時期にしかできないインビザラインファーストの大切さ

こんにちは!高澤歯科クリニックです。
子供の矯正治療は、成人矯正では得られないメリットがたくさんあり、子供の成長期に治療を始めることで、より効果的に歯並びを改善することが可能です。

最近では、透明で痛みも少なく目立たない矯正装置「インビザライン」が、多くの親御さんに選ばれるようになっています。
本記事では、子供の時期にインビザライン治療を受ける重要性やそのメリットについて詳しく解説します。

■子供の歯並びが重要な理由
歯並びは、健康や生活の質に大きな影響を与えます。乱れた歯並びは、噛み合わせの問題を引き起こし、咀嚼力が低下したり、顎関節症の原因になることがあります。
さらに、歯が重なっている場合は歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、歯並びの良し悪しが与える影響は機能面だけではありません。
美しい歯並びは、笑顔を作りやすくなり、自信を高める要因になります。
特に子供の時期は、学校や友人関係など多くの場面で自己肯定感が形成される重要な時期なので、歯並びの良さはとても大切です。

■子供の成長期にインビザラインを選ぶメリット
インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置です。
成長期の子供にとって、下記のようなメリットがあります。
・成長期を活かした治療ができる
成長期は骨格が柔軟なので歯の移動がスムーズに進む時期です。このタイミングで矯正を始めることで、短期間でより効果的な治療が期待できます。
・痛みが少なく見た目の負担が少ない
従来のワイヤー矯正と異なり、透明で目立たないほか、痛みもほとんどないため、子供が矯正装置を装着していることに対するストレスが少なくなります。
学校生活や友人関係に支障をきたす心配もほとんどありません。
・取り外し可能で清潔を保てる
食事や歯磨きの際に簡単に取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいのも大きなメリットです。
矯正装置に食べかすが絡んでしまうこともないため、食事制限もありません。

■インビザライン治療が適していないケースもある?
インビザラインは大変魅力的な治療方法ですが、すべての子供がに適しているわけではありません。
軽度から中程度の不正咬合に特に効果的ですが、重度の不正咬合や顎の問題がある場合は、従来のワイヤー矯正が推奨されることもあります。
また、インビザラインは自由度が高い分、子供自身がモチベーションを保ちマウスピースを適切に使用しないと、効果が得られにくいという注意点もあります。

■子供の矯正治療を始めるタイミング
矯正治療を始める最適なタイミングは、成長期の中でも個々の発育状況によって異なります。
一般的には、歯が永久歯に生え変わり始める6〜12歳頃が適切とされています。
早い段階で歯科検診を受け、歯並びや噛み合わせの状態を確認しておくことが重要です。

■保護者としてのサポート方法
インビザライン治療を成功させるためには、親御さんのサポートが欠かせません。
治療を前向きに捉えられるよう、進捗状況を一緒に確認したり、褒める言葉をかけてあげましょう。
また、インビザラインの着用時間や清掃の状況を確認し、必要に応じて優しくアドバイスを行いましょう。

■まとめ
子供の時期に矯正治療を受けることで、成長期を利用して骨格的なアプローチを行いつつ理想的な歯並びを実現することができます。
また、これにより子供の自信や生活の質にも良い影響を与えることが期待されます。
ぜひお子様の健康と笑顔を守るためにも、早めに歯科医院で相談し、最適な治療プランを見つけてください。

インビザライン(マウスピース矯正)認定医について

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

近年歯列矯正方法として「インビザライン」が注目を集めています。
装着していても目立たず、痛みもないのでストレスがほとんどない状態で矯正治療ができます。
インビザラインは画期的かつ非常に魅力的な治療方法ですが、みなさんはインビザライン認定医をご存じですか?
本記事では、インビザライン治療を受けるなら知っておきたい「インビザライン認定医」について解説します。

■インビザラインとは?
インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯を正しい位置へ移動させる矯正方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり、目立たないため、見た目を気にする人にも人気があります。
マウスピースは取り外し可能で、食事や歯磨きの際に外すことができるため、日常生活にあまり支障がありません。

■インビザライン認定医とは
インビザライン認定医とは、インビザラインのトレーニングを受け、一定の基準をクリアした歯科医師のことです。
認定医の資格を取得している歯科医師は、特殊な矯正治療を行うための知識と技術を持っているという証明になります。
認定医になるには、一定の症例数を経験し、特定の教育プログラムを修了する必要があります。
これらの条件をクリアすることで、患者様に対して安心できる治療を提供できる歯科医師としての資格を得ることになります。
認定医は、矯正治療に関する豊富な知識を持っているため、患者様一人ひとりの口腔内の状態やライフスタイルに合わせた適切な治療計画を立てることができ、
治療の目的や進行状況についても分かりやすく説明を行うことができます。
インビザライン認定医は下記のようにランク分けされています。

・プラチナ認定医
ある程度の経験を持ち多くの症例を治療した医師に与えられ、高い技術と知識を持つ証拠とされています。
・ゴールド認定医
プラチナ認定医よりも少し症例数が少ないものの、優れた技術を持つ医師という証明です。
・シルバー認定医
認定医ランクのなかでは最も低いレベルではあるものの、インビザラインの技術を一定の基準で習得している証で信頼に値します。

ランクはあくまで基準のひとつなので、ランクが高いからというだけでその歯科医院を選ぶのは危険ですが、
高いランクの認定医は、より多くの症例を経験していて複雑なケースにも対応できる可能性が高いです。

■歯科医院を選ぶ際のポイント
歯科医院選びをする際は、その医師の経験や実績を確認しましょう。
過去にどれだけの、どんな症例を担当しているかを知ることで、信頼できる歯科医師かどうかの判断材料になります。
そのほか、インターネットでのレビューや口コミも参考にすることができます。
他の患者様の体験談を読むことで、歯科医師の対応や治療結果についての情報を得られます。
また、コミュニケーションがスムーズかどうかも重要です。
自分が質問や不安を気軽に話せる雰囲気があるかどうかを確認しましょう。
信頼関係が築けることは治療の成功にも欠かせないことです。

■インビザライン治療の流れ
インビザラインを希望する患者様に対しては、まずカウンセリングや事前検査が行われます。
口腔内視診やX線撮影を行い、その後、3Dスキャンを使ってマウスピースを作成する計画を立てます。
ここで治療の全体像や治療期間についても説明されます。
治療が始まったら、定期的に通院して経過を確認します。
マウスピースは1日20〜22時間以上装着し、通常1〜2週間ごとに交換します。
治療が終わった後は、リテーナーという装置を使って歯を固定します。
この保定期間をしっかり守らないとせっかく正しい位置へ移動した歯が後戻りを起こし、元の位置に戻ろうとしてしまいます。

■まとめ
インビザライン認定医は、患者様が安心して矯正治療を受けるための重要な存在です。
一定の基準をクリアした歯科医師にのみ与えられるもので、安心材料のひとつとなります。
インビザラインを考えている方は、信頼できる認定医を見つけて、歯列矯正治療を始めましょう。

光学印象について

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

歯科医院に苦手意識を持つ方は少なくありません。
何が苦手かは人によりますが「歯型の採取」が苦手で嘔吐反射(おうとはんしゃ)が出てしまう人も少なくありません。
しかし、技術の進歩により医療機器のデジタル化も進んでいます。
歯型の採取も例外ではなく、最新のデジタル機器を使用した「光学印象」という新しい方法も増えています。
本記事では、当院でも導入している光学印象について詳しくご紹介します。

■光学印象とは?
歯科医院で「歯型取り」と聞くと、粘土のような材料を使って歯の形を取る方法を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、近年、歯科医院では「光学印象」という新しい方法が登場しています。
光学印象は、歯の形や状態をスキャンするだけでデジタルデータとして記録できる最新技術です。
従来の方法では、シリコンやアルジネートといった材料を使って歯型を取っていましたが、
光学印象の場合、お口の中に小型のカメラを入れて撮影するだけなので、材料を使う必要がありません。
患者様への負担を減らし、快適で簡単に歯型を取ることが可能になりました。

■光学印象の特徴
光学印象の最大の特徴は、不快感なく正確に歯の形を記録できるという点です。
スキャナーで歯を撮影すると、コンピューター上に3Dモデルが瞬時に作成され、このデータを使用して、詰め物や被せ物、インプラントなどを作製します。
非常に精密に作られるため、治療後のフィット感もとても良くなります。
光学印象は患者様に対する負担も少なく、お口の中にカメラを入れるだけで短時間で歯型の採取が終わります。
型取りの材料の味や感触が苦手な方にとっては、とても快適に感じていただけると思います。

■光学印象のメリット
光学印象には、さまざまなメリットがあります。

✔️快適さとスピード感
従来の方法と比べて不快な感覚が少なく、短時間で型取りが完了するので、治療時間が減るのも嬉しいポイントです。
✔️歯科医師にとってもメリットがある
歯科医師にとっても光学印象のデジタルデータはとても役立ちます。
ペーパーに比べてデジタルデータは保存が簡単なので、他の歯科医師や歯科技工士と簡単に共有できます。
例えば遠くにいる専門家とも連携しやすくなるなど、治療をスムーズに行うことができます。
✔️加工や修正が簡単
データで採取できるため、加工や修正も簡単に行え、より正確な補綴物を作ることができます。
✔️環境に優しい
従来の歯型取りでは多くの材料が使われていましたが、デジタルデータは材料を使わずに記録できるため、廃棄物も少なくなります。

■まとめ
光学印象は従来の歯型取りと比べて、患者様にとって大変快適で、歯科医師にとっても精度が高く使いやすい技術です。
治療の精度も上がり、デジタルデータで管理もしやすいので、治療もよりスムーズに行うことができます。
当医院は保険外の治療に関して光学印象を行っております。
型取りに苦手意識を持たれていた方もリラックスして治療にお越しください。

セラミックって何?

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

■セラミックとは?
歯科治療におけるセラミックとは、歯質を失った際に装着する補綴物にセラミック系の素材を使用することをさします。
主に、クラウン(被せ物)やインレー(詰め物)などに使用されます。
セラミック系の素材は、天然歯に近い色味で透明感のある見た目が特徴です。
また、見た目の美しさだけでなく硬度が高いので耐久性にも優れています。

■セラミック治療の特徴
セラミック治療の最大の特徴は、審美性と耐久性の高さにあります。
・審美性
セラミックは透明感があり、自分の歯に大変近い色合いを再現できるため、前歯などの見た目が重要な部分にも適しています。
・耐久性
セラミックは金属に比べて軽く、経年劣化による変色が少ないのが特徴です。これらの性質から長期間にわたり美しい状態を保つことができます。
なかでもジルコニアは非常に強度が高く、強い力が加わる奥歯の修復にも適しています。

■セラミック治療のメリット
セラミック治療のメリットは、審美性と耐久性だけにとどまりません。
審美的な面で非常に優れているため、治療を受けた後も他の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりが期待できるのはもちろん、
金属アレルギーの心配がないという点も大きなメリットです。
一般的な保険診療で使用される銀歯とは異なり、セラミックは生体適合性が高いので体内で拒絶反応を引き起こすリスクも極めて低いです。
メンテナンスをしっかり行っていれば10年、20年と長持ちします。

■セラミック治療のデメリット
セラミック治療はメリットが多いものの、いくつかのデメリットも存在します。
自費診療なので治療費は保険診療と比較すると高額になります。
また、セラミックは非常に硬いため、衝撃には弱く、衝突や転倒により割れてしまうことがあります。
食いしばりや歯ぎしりが強い方は特に注意が必要です。

■セラミック治療が適しているケースとは?
✔️前歯の修復治療をする場合
✔️審美的な仕上がりを求める場合
✔️金属アレルギーがある場合
✔️長持ちする素材を使用したい場合

■まとめ
セラミック治療は、審美性と耐久性を兼ね備えた大変優れた治療法です。特に、見た目にこだわる方や、金属ア
レルギーを持つ方におすすめな選択肢です。
適切なメンテナンスとケアを行っていれば、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。これまで保険
診療のみを選択していた方も、今後はぜひセラミック治療を選ぶことを検討してみてください。

 

ジルコニアってどんな素材?

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

画期的な審美修復治療法であるセレック治療をご存じでしょうか?
セレック治療は、セラミック治療を最先端の技術や機器を用いて行う画期的な歯の修復治療です。
セレック治療(セラミック)で用いられる素材で特に人気を集め、注目されているのが、ジルコニアです。
本記事では、ジルコニアの特性やメリット、セレック治療について詳しく解説します。

■ジルコニアの特性とメリット

①高い強度と耐久性
ジルコニアは非常に高い強度と耐久性を持つ素材です。
歯科治療においては、噛む力や摩耗に対する抵抗力が重要であり、ジルコニアはこれらを満たす素材です。
特に、奥歯のように強い力がかかる部位の修復には最適です。
適切なケアを行えば、長期間にわたり美しさと機能性を維持することができます。

②生体適合性
ジルコニアは生体適合性が高く、人体との相性が非常に良い素材です。
金属アレルギーのリスクがなく、お口の中で安全に使用できるため、多くの患者様に選ばれています。
また、歯ぐきとの相性も良く、炎症を引き起こしにくいのが特徴です。

③美しさと審美性
ジルコニアは自然な歯の色に非常に近い色調を持っており、透明感もあります。
そのため、審美的に優れた修復物を作成することができます。
前歯などの見た目が重要な部位でも、自然な仕上がりを実現できます。
見た目を重視する患者様にも最適です。

■セレック治療におけるジルコニアの使用

セレック治療は、CAD/CAM技術を用いて歯の修復物を作成する方法です。
口腔内のデジタルスキャンを行い、そのデータをもとに修復物を設計します。
これにより、高精度な修復物を短時間で作成することができます。
セレックシステムでは、ジルコニアのブロックから修復物を削り出す加工が行われます。
コンピュータ制御のミリングマシンにより、高精度で迅速な加工を行います。
その後、焼結工程を経て強度と審美性を叶えます。
治療は1〜2回の来院で完了するため、患者様にとっても負担が少ない治療です。

■ジルコニアと他の素材の比較

ジルコニアはメタルクラウンに比べて審美性が高く、金属アレルギーのリスクもありません。
金属のように腐食することがないため、長期間にわたり美しさを保つことができます。
また、オールセラミックと比較しても高強度であり、噛む力が強くかかる部位にも適しています。
生体適合性も高く、口腔内での使用に適しています。
このようにジルコニアはあらゆるセラミック系の素材のなかでもバランスがよい素材で、
長期間にわたり優れた特性を維持できるため、耐久性が求められる修復や審美性が求められる修復に適しています。

■まとめ

ジルコニアは、その特性から多くの歯科医師と患者様に選ばれています。
セレック治療におけるジルコニアの使用は、短期間で高品質な修復物を提供し、患者様が満足する治療を実現します。
当院のセレック治療でもジルコニアを適用しております。
セレック治療や素材に関して気になることや疑問点があればお気軽にご相談ください。
みなさまのご来院を心よりお待ちしております。

小児矯正の適切な開始時期やサインについて

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

お子さまの歯並びや噛み合わせが気になる保護者の方は多いでしょう。
小児矯正は、早期に適切な治療を行うことで、将来の歯並びや噛み合わせの問題を未然に防ぐことができます。
本記事では、小児矯正の重要性や開始時期、治療方法について詳しく解説します。

■小児矯正とは?

小児矯正とは、子どもの歯並びや噛み合わせを矯正する治療です。
成人矯正との違いは、成長期にある子どもの骨の柔軟性を利用して、効果的に矯正を行う点です。
小児矯正の目的は、将来の歯列不正や顎の発達不良を予防し、正常な噛み合わせを確立することです。

■小児矯正の適切な開始時期

一般的に、小児矯正の開始時期は6歳から9歳が目安とされています。
この時期は、乳歯が抜け始め、永久歯が生え揃う過程であり、顎の成長も活発です。
初診のタイミングは、子どもの歯並びや噛み合わせに異常を感じたら早めに歯科医に相談するのが良いでしょう。
矯正治療は、大きくフェーズ1(初期治療)とフェーズ2(本格治療)に分かれます。

■年齢別の矯正治療の特徴

・乳歯期(3〜6歳)
乳歯期は、顎の発達や顔の形態に問題がある場合に、早期矯正治療が行われることがあります。この時期の治療は主に予防的なもので、簡単な装置を使用します。
・混合歯列期(6〜12歳)
この時期は、乳歯と永久歯が混在するため、顎の成長を利用して歯並びを整えます。フェーズ1の治療が行われ、取り外し可能な装置や固定式装置が使用されます。
・永久歯列期(12歳以降)
永久歯が生え揃うと、フェーズ2の本格的な矯正治療が始まります。この時期は、歯並びや噛み合わせを細かく調整します。

■矯正治療のサイン

お子さまに以下のようなサインが見られたら、矯正治療を検討する時期かもしれません。

✔️歯並びの乱れや重なり
✔️上下の歯の噛み合わせが合っていない
✔️口呼吸や舌の位置の問題
✔️食事中に噛みにくそうにしている

■小児矯正のメリット

小児矯正には成人矯正にはない多くのメリットがあります。

● 将来的な健康への影響:早期治療により、顎骨の正しい成長を促し将来の歯列不正や顎の問題を防ぐことができます。
● 美容的な効果:きれいな歯並びは、笑顔をより魅力的にします。
● 精神的な効果:歯並びが整うことで、自信を持って笑顔を見せられるようになります。

■まとめ

小児矯正は、適切な時期に始めることで、将来の歯並びや噛み合わせの問題を予防できます。
お子さまの成長に合わせた矯正治療は、健康的で美しい歯を育てるために非常に重要です。
定期的な歯科チェックを受け、早期に問題を発見して対処することで、お子さまの健康な口腔環境を維持できます。
親として、お子さまの歯の健康を守るために、適切なサポートとケアを心がけましょう。

セレック治療とは?特徴や魅力を解説

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

自費診療で行われるセラミック治療は審美性に優れており、耐久性もあるため、人気がある治療方法です。
なかでも画期的な技術を用いて行うセレック治療は従来の方法よりもメリットが多く、負担を軽減して治療を受けることができます。
この記事では、セレック治療について特徴や魅力を解説します。

■セレック治療とは?

セレック治療は、1980年代にドイツで開発された、コンピュータ支援設計(CAD)および製造(CAM)技術を用いて、歯科治療に必要な補綴物(クラウンやインレー)を作製する方法です。
これにより、従来の型取りや歯科技工士による手作業の作製プロセスを省略し、迅速かつ高精度な治療が可能になります。
はじめの頃はセレック治療は高価で普及が難しかったものの、技術の進歩とともに、徐々に多くの歯科医院で導入されるようになり、現在では世界中で利用されています。

■セレック治療の特徴や魅力

✔️最先端のデジタル技術を用いて正確な治療を実現
CAD/CAMシステムを用い、患者様の口腔内を3Dスキャナーでスキャンし、コンピュータ上で補綴物のデザインを行います。
設計したデータを基に高精度の機械がセラミックブロックから補綴物を削り出すため、手作業による誤差を大幅に減らすことができます。
また、従来の型取りよりも正確なデータを得ることができます。

✔️短時間、1日で治療が完了
セレック治療は、最短1日で治療が完了します。従来の方法では、型取りから補綴物の完成まで数日から数週間かかりましたが、
セレック治療ではその日のうちに補綴物を装着することができます。
それに伴い、通院回数も大幅に減ります。忙しい現代人にとっては非常に大きなメリットと言えます。

✔️高精度の治療
デジタル技術を駆使することで、微細な調整が可能になります。これにより、補綴物の適合性が向上し、患者の違和感を軽減します。
補綴物が自然の歯にぴったりとフィットし、治療前と治療後のギャップもなく、噛み合わせや耐久性が向上します。

✔️天然歯に近い見た目と質感、優れた耐久性
セレック治療で使用されるセラミックは、天然歯に近い色や透明感を持っており、見た目も自然です。
質感も天然歯に似ているため、違和感が少なく、変色や劣化がしにくいのも魅力です。
また、セラミックは非常に硬く、長期間の使用にも耐える耐久性があります。

✔️患者様の負担を軽減
セレック治療では型取りがスキャニングのみで済むため、負担がなく快適です。
また、治療は一度で完了するため、麻酔を行う回数も少なくなります。麻酔による不快感やリスクも減ります。

✔️金属アレルギーの心配なし
オールセラミックなどのセラミック系の素材は金属は一切使用しません。そのため、金属アレルギーの心配がありません。

■まとめ

いかがでしたか?セレック治療は、従来のセラミック治療と比較すると大変画期的な治療方法で、患者様の負担も少なく精度の高い治療を受けられます。
当院でもセレック治療を採用しており、患者様のお悩みやご要望をしっかりお聞きしたうえで適した方法をご提案させていただいております。
セレック治療をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。

インビザラインの治療の流れ

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

近年、目立たない・痛みの少ない歯列矯正治療として、マウスピース矯正が注目を集めています。
なかでもインビザラインは、もっとも歴史が長く、信頼と実績のあるブランドです。
この記事では、インビザラインの治療の流れをご紹介します。

■インビザラインとは何?

インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピース型の矯正装置です。
歯列を徐々に移動させて理想的な位置に整える方法です。従来の金属のブラケットやワイヤーとは異なり、インビザラインは外見上ほとんど目立たず、取り外し可能なため、生活の中でより快適に矯正治療を受けることができます。
この革新的な治療法は、歯科医師にとっても患者様にとっても魅力的な選択肢のひとつです。

■インビザラインの治療の流れ

①診察・カウンセリング
診察と検査を行い、治療計画を立てます。
歯科医師は患者様の歯列の現状を詳しく評価し、治療目標や希望を確認します。また、治療の内容や期間について詳細に説明が行われます。
患者様の疑問や不安を解消するためにも、共通の理解を築くためにも重要なステップです。

②検査・歯型の取得
次に患者様の歯列の状態を詳しく分析し、歯型の取得が行われます。
インビザラインは従来の印象材による型取りではなく、デジタルスキャンを用いて歯列の3Dモデルを作成します。
これにより、より正確で詳細な歯列の状態を分析し、カスタムインビザラインの製作に役立ちます。

③マウスピースの製作
取得した歯列のデータをもとにマウスピースの製作が行われます。

④インビザラインの装着
マウスピースが完成したら、インビザラインを装着していよいよ治療開始になります。
マウスピースはほとんど目立たない透明な素材で作られているため、普段の生活に支障をきたすことなく、日常的な活動を続けることができます。

【治療期間に行うこと】

・ケア
食事や歯磨きの際にマウスピースは取り外すことができるため、口腔衛生の維持が容易です。お口の中もマウスピースも清潔な状態を維持しましょう。

・週ごとのマウスピース交換
インビザライン治療では、週ごとに新しいマウスピースに交換します。マウスピースは歯列を徐々に移動させるために特別に設計されています。
患者様の歯の動きをコントロールし、治療の効果を最大限に引き出すために重要な要素のひとつです。

・定期的なチェックと調整
インビザライン治療の進行を確認するために、歯科医師による定期的な確認と調整が必要です。
歯科医師は、マウスピースの適切な装着や歯列の変化を評価し、必要に応じて調整を行います。

⑤リテーナーの装着
治療が完了した後も、歯列の安定性を保つためにリテーナーを装着する保定期間が必要になります。
リテーナーは、治療後の歯の移動を防ぎ、移動した正しい歯列の位置を維持する役割があります。
患者様は、指示された通りにリテーナーを使用し、定期的な診察を受けることで、治療効果を確保できます。

■まとめ

インビザライン治療はさまざまなメリットがありますが、一部の症例では適応できない場合や治療期間が長くなるケースもあります。
自身の症状や治療目標に合った最適な治療法を歯科医師と相談するためにも、一度カウンセリングを受けてみてください。

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