こんにちは!高濱歯科クリニックです。
普段何気なく行っている呼吸ですが、「鼻呼吸」と「口呼吸」のどちらをしているか意識したことはありますか?
実は、呼吸の仕方ひとつで健康に大きな影響を与えることがあります。特に、口呼吸が習慣化していると、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。
本記事では、鼻呼吸の重要性と口呼吸によるリスクについて詳しく解説します。
■鼻呼吸はなぜ大切なの?
鼻呼吸には、健康を守るためのさまざまなメリットがあります。
・フィルター機能:
鼻毛や粘膜が空気中のホコリを除去し、ほこりやウイルス、細菌の侵入を防ぎます。
・空気の加温・加湿:
鼻呼吸により空気は適度に温め・加湿されて、冷たく乾燥気味な空気
が直接喉や肺に届かないようにしてくれます。
・酸素の効率的な取り込み:
鼻呼吸は酸素を効率よく体内に取り込むことができます。
・自律神経の安定:
鼻呼吸は深くゆっくりとした呼吸になりやすく、副交感神経を優位にして自律神経を整えることにつながります。
鼻呼吸は体の防御機能を高め、健康維持に欠かせない役割を果たしているのです。
■口呼吸がもたらすリスク
一方で、口呼吸にはさまざまな健康リスクが潜んでいます。
・病気になりやすい:
ウイルスや細菌が口腔内に入りやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
・美容への悪影響:
口呼吸により口元が緩み、顔のたるみや歯並びの悪化を招きます。
・口腔内トラブル:
口内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
・いびきや無呼吸症候群:
口呼吸は睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。
・集中力低下:
口呼吸では浅い呼吸となり鼻呼吸よりも非効率なため、脳への酸素供給が減少し、集中力が低下するおそれがあります。
■あなたは口呼吸?簡単セルフチェック!
・朝起きたときに喉が乾燥している
・就寝中にいびきをかくと指摘されたことが多い
・意識しているときに口が開く
・風邪をひきやすい
・唇が乾燥しやすい
これらの項目に当てはまる場合は、口呼吸の可能性が高いです。
■鼻呼吸を習慣づけるには?
寝ている間に口が開かないよう専用の口テープを使うことで鼻呼吸を促す。
鼻が詰まりやすい人は鼻うがいやアレルギー対策を行い、常に鼻呼吸ができる環境を作ることが大切です。
また、舌の正しい位置を意識することや、背筋を伸ばして正しい姿勢を意識することも重要です。
■まとめ
鼻呼吸は、健康だけでなく美容や睡眠の質にも大きな影響を与える重要な習慣です。
一方で口呼吸を続けているとさまざまなリスクが生じる可能性があります。
まずは、自分の呼吸をチェックし、簡単な対策から始めてみましょう。