ブログ|八千代市大和田新田 土日診療の歯医者、高澤歯科クリニック

BLOG

ブログ

ご予約・お問い合わせ 047-458-4618 WEB予約 WEB問診票 Instagram LINE

飲むことが上手にできない子供達

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

「ごはんを飲み込むのに時間がかかる」「食べ物を口に入れたまま、なかなか飲みこまない」「水を飲んだ時によくむせる」
お子さんにそんな様子はありませんか?

実は、「飲み込む(嚥下)」という動作は、大人が思う以上に複雑で繊細な動きです。
子どもがうまく飲みこめないのには、いくつかの理由があります。

■嚥下は自然にできるようになるもの?

生まれたばかりの赤ちゃんは、本能的に母乳やミルクを吸う「吸啜(きゅうてつ)」の反射を持っています。
しかし、成長とともにこの反射は薄れ、代わりに「自分の意思で飲み込む」動作が必要になります。
つまり、嚥下は成長に伴って「学び、獲得していく」機能なのです。
しかし、その発達がうまく進まないと、飲み込みにくさが現れることがあります。

■飲み込むのが苦手な理由
子どもが飲み込みを苦手になってしまうのには、下記のような原因が考えられます。

1.口腔機能の発達の遅れ
舌や顎、口まわりの筋肉の使い方が未熟なため、食べ物を口の中で上手にまとめたり、喉に送ったりすることが難しくなります。

2.柔らかい食べ物ばかりの食生活
近年、噛まずに飲み込める食品が増え、噛む力や舌の動きを十分に使わない食生活が一般的になってきています。
これが筋肉の発達を妨げ、嚥下にも影響を及ぼします。

3.口呼吸や不適切な姿勢
口を開けたまま呼吸している子どもは、舌の位置が安定せず、飲み込み動作がスムーズにできません。
また、猫背などの悪い姿勢も、嚥下に大きく関わってきます。

4.癖や習慣の影響
長時間の指しゃぶり、哺乳瓶の使用、下で前歯を押す癖なども、嚥下機能の発達を妨げる要因になります。

■歯科医院でできるサポート

歯科医院では、お子さんの「飲み込む力」も大切な成長の一部としてとらえ、飲み込みやすい口腔環境づくりのために、下記のようなサポートを行っています。

●口腔機能の検査・診断
●MFT(口腔筋機能療法)によるトレーニング
●姿勢や食べ方のアドバイス
●保護者の方へのサポートと指導

お子さんの問題を早期に見つけ、専門的なトレーニングを取り入れることで、多くの子どもたちが自然な嚥下を取り戻すことができるようになります。

■まとめ

「そのうちできるようになる」と見過ごされがちな飲み込みの問題ですが、
これが将来的な発音障害、歯並びの乱れ、偏食などにつながることもあるのです。
お子さんの「飲み込むのが苦手かも?」と気づいたら、まずは歯科医院へご相談ください。
私たちは、お子さん一人ひとりの成長に合わせて、しっかりサポートしていきます。

舌のくせって、どういうこと?

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

普段何気なく過ごしているなかで、舌の位置や動きについて意識したことはありますか?
舌のくせとは、無意識のうちに行っている舌の動きや位置のことで、長期間続くと歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、舌のくせが引き起こすリスクやチェック方法、改善策についてご紹介します。

■舌のくせが引き起こすリスク
舌のくせは、放置すると下記のようなリスクが起こる可能性があります。
①歯並びや噛み合わせへの影響
舌の位置が常に前歯を押していると、出っ歯になったり、すきっ歯の原因になることがあります。
また、舌を上下の歯の間に挟む癖があると、開咬(奥歯を噛んでも前歯が閉じない状態)を引き起こすこともあります。
歯並びが乱れてしまうと見た目だけでなく、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
②発音や滑舌に問題が起こる
舌の動きが正しくないと、特定の発音がしづらくなることがあります。
特に「サ行」「タ行」などの発音が苦手な場合、舌のくせが影響している可能性もあります。
③顎関節症のリスク
舌の位置が不適切な状態が続くと、噛み合わせが悪くなることで顎に負担がかかることがあります。
その結果、顎関節症を引き起こし顎の痛みや口が開きにくくなるなどの症状が出ることもあります。
④口呼吸や姿勢の悪化
舌の位置が下がっていると、口呼吸になりやすくなります。また、舌の位置が悪いと首や肩の筋肉にも影響し、姿勢が悪くなることもあります。

■舌のくせのチェック方法
くせがあるかどうかを確認するためには、まず舌の正しい位置を知ることが重要です。
舌の正しい位置は、「スポット」と呼ばれる上顎の前歯の裏側付近に軽く触れている状態です。
この位置に舌が収まっていることで、歯並びや噛み合わせが安定しやすくなります。
下記の項目に多く当てはまる場合は、舌のくせがある可能性があります。
✔️いつも舌が下の歯に当たっている
✔️口を閉じているときに舌が上顎についていない
✔️物を飲み込むときに舌が前に出る
✔️無意識に舌を歯で押していることがある
✔️口呼吸をしていることが多い

■舌のくせを改善する方法
舌の正しい位置(スポット)を意識する
舌の筋力を鍛えるトレーニングを行う
悪い癖を防ぐために生活習慣を改善する

■まとめ
舌癖があると、歯並びや噛み合わせに影響を与えるだけでなく、発音や健康面にもリスクをもたらします。
気になる場合は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
正しい舌の位置を意識して、お口の中を健康に保ちましょう!

口呼吸は危険がいっぱい

こんにちは!高澤歯科クリニックです。

人は鼻呼吸が正常な呼吸の仕方ですが、現代では口呼吸が癖になっている人が増えています。
実は、口呼吸にはさまざまなリスクが潜んでいます。
この記事では、口呼吸のリスクや改善方法についてご紹介します。

■口呼吸がもたらすリスク
口呼吸は、一見すると大きな問題がないように思えるかもしれませんが、実際には下記のような健康リスクを引き起こします。

・虫歯・歯周病のリスク増加
口呼吸をすると口の中が乾燥し、唾液の分泌量が減少します。唾液には細菌を抑える働きがあるため、分泌量が少なくなると虫歯や歯周病のリスクが高まります。

・口臭の原因に
唾液の分泌が少なくなると、口の中の細菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。
特に朝起きたときに口臭が気になる方は口呼吸が原因かもしれません。

・風邪やインフルエンザになりやすい
鼻にはフィルターの役割があり、空気中のホコリやウイルスを除去する働きがあります。
しかし、口呼吸ではこれらの異物がそのまま体内に入り込んでしまい、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

・睡眠の質の低下と集中力の低下
口呼吸は、いびきや無呼吸症候群の原因にもなります。
睡眠中に酸素が十分に取り込めず、眠りが浅くなって日中の集中力低下や疲れやすさを引き起こします。

・顔や歯並びへの影響
口呼吸は特に成長期の子どもにとって、顔の発育に大きく影響を及ぼします。
口を開けたままの状態が続くと、顎骨の成長が正常に行われず、歯並びが悪くなる原因になります。

■口呼吸の原因とは?
なぜ口呼吸をしてしまうのでしょうか?その原因を知ることが、改善の第一歩です。

● 慢性的な鼻炎やアレルギー
● 柔らかいものばかりを好むことによる口周りの筋力低下
● 猫背などの悪い姿勢や生活習慣

■口呼吸を改善するにはどうすればいい?
口呼吸を防ぐために、下記の方法を試してみましょう。

● 鼻呼吸を意識するトレーニング
● 姿勢を正して呼吸しやすい環境を作る
● 鼻炎や鼻づまり、アレルギーは耳鼻科で治療を受ける
● 舌や口の周りの筋肉を鍛える口腔筋機能療法(MFT)を行う
● 歯並びが原因の場合は矯正治療を検討する

■まとめ
口呼吸は、虫歯や歯周病だけでなく、免疫力の低下や顔の発育にまで影響を及ぼす可能性があります。
健康を守るためには、日常生活で鼻呼吸を意識し、口周りの筋肉を鍛えることが大切です。
もし「自分や家族が口呼吸をしているかも?」と思ったら、早めに歯科医院に相談してみましょう。

鼻呼吸の大切さ

こんにちは!高濱歯科クリニックです。

普段何気なく行っている呼吸ですが、「鼻呼吸」と「口呼吸」のどちらをしているか意識したことはありますか?
実は、呼吸の仕方ひとつで健康に大きな影響を与えることがあります。特に、口呼吸が習慣化していると、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。

本記事では、鼻呼吸の重要性と口呼吸によるリスクについて詳しく解説します。

■鼻呼吸はなぜ大切なの?

鼻呼吸には、健康を守るためのさまざまなメリットがあります。

・フィルター機能:
鼻毛や粘膜が空気中のホコリを除去し、ほこりやウイルス、細菌の侵入を防ぎます。

・空気の加温・加湿:
鼻呼吸により空気は適度に温め・加湿されて、冷たく乾燥気味な空気

が直接喉や肺に届かないようにしてくれます。

・酸素の効率的な取り込み:
鼻呼吸は酸素を効率よく体内に取り込むことができます。

・自律神経の安定:
鼻呼吸は深くゆっくりとした呼吸になりやすく、副交感神経を優位にして自律神経を整えることにつながります。

鼻呼吸は体の防御機能を高め、健康維持に欠かせない役割を果たしているのです。

■口呼吸がもたらすリスク

一方で、口呼吸にはさまざまな健康リスクが潜んでいます。

・病気になりやすい:
ウイルスや細菌が口腔内に入りやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

・美容への悪影響:
口呼吸により口元が緩み、顔のたるみや歯並びの悪化を招きます。

・口腔内トラブル:
口内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。

・いびきや無呼吸症候群:
口呼吸は睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。

・集中力低下:
口呼吸では浅い呼吸となり鼻呼吸よりも非効率なため、脳への酸素供給が減少し、集中力が低下するおそれがあります。

■あなたは口呼吸?簡単セルフチェック!

・朝起きたときに喉が乾燥している

・就寝中にいびきをかくと指摘されたことが多い

・意識しているときに口が開く

・風邪をひきやすい

・唇が乾燥しやすい

これらの項目に当てはまる場合は、口呼吸の可能性が高いです。

■鼻呼吸を習慣づけるには?

寝ている間に口が開かないよう専用の口テープを使うことで鼻呼吸を促す。
鼻が詰まりやすい人は鼻うがいやアレルギー対策を行い、常に鼻呼吸ができる環境を作ることが大切です。
また、舌の正しい位置を意識することや、背筋を伸ばして正しい姿勢を意識することも重要です。

■まとめ

鼻呼吸は、健康だけでなく美容や睡眠の質にも大きな影響を与える重要な習慣です。
一方で口呼吸を続けているとさまざまなリスクが生じる可能性があります。
まずは、自分の呼吸をチェックし、簡単な対策から始めてみましょう。

 

TEL
WEB予約
WEB問診票